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Sonata No.31 in A-flat Major, Op.110
Ludwig van .Beethoven( 1770-1827)
Concert 2000
Hikone, hikne city Cultural Plaza 7.15 2000
Himeji, City hall 7.21.2000
Osaka, Kadoma city Lumiell hall 7.29.2000
Tokyo, Suntry hall 8.5.2000


ベートーベンがこのピアノソナタを書いたのは
晩年の1820年から1822年頃です。
彼は既に聴力を失い、病に侵され、金銭的にも苦労していました。
しかし 彼の音楽は彼の心の中で生まれ続け、
彼はそれを音に現わし続けたのでした。
彼の気難しい性格は殆どの人を遠ざけ、孤独に生きることこそが
真の芸術を育むことだと信じた彼は外界の雑音に囚われることなく、
沈黙という静けさの中で心に鳴り響く彼の音楽だけを聴いていたのです。

 ベートーベンは信仰の厚い人でした。彼自身 神の存在をいつも身近に感じ
、彼の音楽は彼を通じてもたらされた神の言葉だと友人に語ったくらいです。
こう言うと とてもエゴイスティックに聞こえますが、その時代のイデオロジー 
観念主義の思想を反映しているのではないでしょうか。

 このピアノソナタはそんなベートーベンが彼の深い思いを語るかのように
流れていきます。目覚め、気づき、揺れ、葛藤、試練、逆境そして真の開放
というような彼自身が見つめた魂の成長の過程を垣間見るかのようです。
 
 この曲は牧歌的な雰囲気で幕を開けます。
ベートーベンは彼の生まれた故郷、
ドイツやウイーン紺外の自然の風景をこよなく愛しました。
彼のインスピレーションを多いに掻きたてたのもそんな自然です。
スピリチュアリティーをまさに身近に感じられる そんな空間。
現代人が自然に安らぎを求めるように、
彼もまた心の平和を自然の中に見出したのではないでしょうか。
TOKO 記す



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